BISCOMでは、「着物のお直し.com」という、自社サイトの運営をおこなっています。
着物のお直しをネットから依頼ができるホームページは数少なく、全国からたくさんのご依頼をいただいています。

(関連記事)
BISCOMのちょっと変わった仕事
自社運営サイトのリニューアル

13年前にサイトを立ち上げてから、今年6月、ようやくサイトのリニューアルを行いました。
公開から2ヵ月で

と、実際にリニューアルの効果を目の当たりにしていますが、じつはリニューアルを検討しはじめてから約2年がかかりました。

一度既存ベースにデザイン制作を進めるも、社内から
・新しい感がない
・すでに10年以上経っているため、今からこの先も対応できるデザインに刷新したほうがよい
・コンセプトから見直すべき
といった意見があり、このデザインの採用を見送ることになりました。

ちょうどこのころ、CSS Nite in KOFU Vol.8
ブランディングを意識したwebデザイン そのプロセスと方法について
に参加し、実際にこのプロセスを取り入れて進めることになりました。あらためて着物のお直し.comのアイデンティティの理解を深め、感覚の差異が生まれないデザイン開発を目指します。

 

ペルソナ設定

まずはターゲットとなるペルソナを決定する話し合いを行いました。

既存サイトのお客様のお申込み情報にもとづいて性別や年齢を決定。
そして、サイトのアクセス分析から、居住地域、所有するデバイスを抜きだしました。

そこからは想像していく作業です。
より具体的に想像するために「この人っぽい」という人の写真を探し出し、この人はどういう人か想像を膨らませます。
「着物を趣味として着る人は比較的収入が安定して時間とお金にゆとりがあるのではないか。」
「そうなると職業は…正社員ではなく、パート。子育てもひと段落しているから子供は中学生以上。」
「着物を着ていく場がある人ということは、着物を着る習い事をしているのでは。」
「着物やお茶をたしなむ人であれば、きっと優雅な時間を過ごすことにあこがれを抱いているのではないか。」など

妄想の中の人物像をより具体的に固め、ユーザーストーリを作ります。
そして出来上がったペルソナ「池田 洋子」さんはこのような方でした。(あくまで架空の人物です。)

 

ブランドパーソナリティ、サイトパーソナリティの設定

さらにお客様ではなく「ブランド」自体、着物のお直し.com についても考えます。
ブランド、会社の目に見えない概念を人に例えることで、そのブランドならではの個性を見出し確立していきます。それにより競合他社との差別化、さらには社内外で意識を統一していくことができます。

・ブランド構造の確認(リニューアル後の理想)
・ブランド資産(機能的価値、心理的価値、情緒的価値)差異の確認
・ブランドパーソナリティの掘り下げ、策定
・ビジュアルデザインのキーワードを抽出


ホワイトボードに書きあがった最終的な内容になりますが
会社自体、ブランドについてを人に例えるとどんな人なのか、人柄など、ここまでの考察に一番時間がかかりました。

その後、図書館に行ってイメージボードのもととなる資料を集め。

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資料集めもリベンジ!📚 . . . #yamanashi #kofu #meeting #designoffice #webdesign #branding #webdesigner #webdevelopment #design #inspiration #webdevelopment #book #山梨 #甲府 #Webデザイン #ウェブデザイン #デザイン #デザイン事務所 #本

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ブランドパーソナリティの確立

サイトパーソナリティ

イメージボードの作成

サイトデザイン(ビジュアル)へ落とし込む

▼最終デザイン

 

このプロセスで制作を行ったことにより、ブランドイメージをさらに活かせるデザインに仕上げることができました。結果としてCVアップにつながっていったと実感をしています。

クライアント様にも感覚の差異が生まれない「本当のデザイン」「意味のあるデザイン」に加え、なによりもユーザーのためのデザインを常に考えご提案を行っています。ウェブデザインのお悩みなどありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ

 

先週の土曜日はWeb制作業界のセミナーイベント「CSS Nite」、年に一度の甲府版に参加しました。
CSS Nite in Kofu, vol.9


今年のテーマは『Adobe XDとPhotoshopの使い分け2019』
ウェブデザインには欠かせない、Photoshop とサイト設計のための New Face、XD
さらに質の高いWeb制作ができるよう、現場ですぐに使えるテクニックやノウハウを5時間にわたりしっかりと学ぶことができました。

 

PhotoshopマジックからAdobe Senseiへ
Photoshop集中レッスン

バージョンごとに進化し、さらに機能が増えていているPhotoshop。もっと早く知りたかった..便利な操作方法など、実際のデモを見ながら紹介していただきました。
Adobe Sensei もどんどんと進化して、わたしたちの作業が便利になるように手助けをしてくれています。
自動化と作業効率、スキルアップを掛け合わせて、よりクリエイティブな制作を行っていきたいと感じました。

 

ウェブデザイナーのためのオールインワンUI/UXツール
Adobe XD集中レッスン

 
BISCOMでは全案件、WF作成はXDを利用していますが
まだまだいろいろなシーンで便利に使いこなすことができそうです。
 

 
最後のセッションでは、XDでモックアップを作るワークショップを行いました。
短い時間でしたが他社のみなさんとワイワイしながらの制作は普段では、なかなか無い機会なので貴重な時間となりました。

 
今年もたくさんの刺激を受けました。
新しい制作フローと一緒にわたしたちも進化し続けることができるように頑張りたいと思います。
お会いできたみなさまもありがとうございました!

 

BISCOMでは、常に質の高いWeb制作をお客様にご提供できるようスキルアップへの取り組みを行っています。

来月は都内を中心に全国で開催され、Web制作業界のセミナーイベントとしてはモンスター級の「CSS Nite」年に一度の甲府版が開催されます。

CSS Nite in Kofu, vol.9
日時:6月22日(土)13:00~18:00
会場:山梨県防災新館 オープンスクエア
http://www.cssnite-kofu.com/vol9/

今年のテーマは『Adobe XDとPhotoshopの使い分け2019』

みなさんご存知のウェブデザインには欠かせない、Photoshop とサイト設計のための New Face、XD。
XDについてのセミナーは県内初になります。

日々の制作のなかでXDが大活躍しているので来月が楽しみです..!

関連記事
Adobe MAX Japan Report #003:Adobe MAXは、XD目白押し
ネット上で確認・修正指示がかんたんに、Adobe XDの使い方

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甲府で開催されるWebの勉強会は、学びもですが他のウェブ制作者さんとの交流もできる貴重な機会なのでおすすめです。どんな感じかな?と気になる方は、こちらに参加レポートをまとめています^^

ぜひ会場でお会いしましょう!

3/22(金)、弊社主催 地方でどう伸ばす?企業のTwitter活用術  を開催し、46名にご参加いただきました。

東京から元 ferret編集長 ホットリンク飯髙さんにお越しいただき、シャトレーゼ 販売企画部の岩井さんからは多くの事例を交え、短時間でしたが重要なポイントをぎゅっと詰め込んだ勉強会になりました。

 

ホットリンク飯髙さん

飯髙さんからは、Twitterを中心とした多方面からの広報のお話、口コミという信用によって商品が売れるという事実、ユーザーとのコミュニケーション、さらには最も本質の部分である商品やサービスについて。短い時間のなかでしたが、とても詳しくお聞きすることができました。

 

ぜひ飯髙さんのこちらの記事でも復習してくださいね。

 

シャトレーゼ岩井さん

岩井さんからは様々な施策や具体的な事例をお聞きすることができました。実際に参加者のみなさんと同じアカウント運用をしているという立場から参考になるお話がたくさんありました。

 

続いての公開コンサル(参加者からの質問におふたりが回答)でも、岩井さんから「こんな風にやっていますよ」といったアドバイスをお聞きできました。

とくに上司への承認については苦戦している企業さんも多いようで、スピード感のある運用をしていきたいといったみなさんの課題も聞かれました。

 

ご協力いただきありがとうございました

今回、ハッシュタグ #企業のtwitter活用術 でご案内していましたがツイートがぼっちで寂しかったです。。

お答えいただいたアンケートを集計したところ、まだアカウントをお持ちでない方も多かったようです。まずは今回、ご紹介の許可をいただいた参加アカウントさまをぜひ覗いてみてくださいね。

DECCE 🗻株式会社デッセ
yosh
Etcher Laser
smartDIYs
サン宝石(公式)
ものづくり革新ナビゲーター★熊坂治
Yoshihiko Onumaフォローお願いします(´∀`*)
マネキン堂
りおかるび
タキケン@富士五湖
ヒラヤマ / Renaca
SFD_イイムロ
こうた
PORTA ポルタ山梨

そして弊社のTwitterもどうぞよろしくお願いいたします。笑

アンケートでは、みなさんからの感想などもいただきました。一部ご紹介をさせていただきます。

 

そして

今回は最後まで学びが深い勉強会となりました。

懇親会は、時間が勉強会終業後、人数が20名超ということで、ネットから条件に合う甲府駅から近いお店を選びました。お店の内観やお料理などもホームページで確認をしていましたが実際とは異なり、参加いただいた方に少し申し訳ない気持ちになりました、、。

ホームページはユーザーを欺くためにあるのではなく、正しい情報を伝えるものでなければいけいけません。
まさに勉強会の中でもお話があったように、ウェブサイトとかSNSとかのまえにいい商品とサービス、そして

ということを実感しました。

BISCOMでも正しい情報を伝えるために
これからもお客様のホームページはもちろん、SNSだけでは完結できない部分を補うための企画やコンテンツ作りのお手伝いをしていきたいと思います。

ご参加いただいたみなさん本当にありがとうございました。
またお会いできる機会を楽しみにしています。

先日6月30日、CSS Nite in KOFUの熱も冷めやらぬうちに東京で開催されたCSS Nite LP57「All About XD」に参加してきました!

勉強熱心!(笑)

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今回は急成長を遂げている「Adobe XD」の基礎から導入、活用術まで、XDについてがっつり勉強した1日でした。
ベータ版が出てから、Windowsユーザーがやっと使えるようになり、
弊社でもワイヤーフレームの(サイト構成・レイアウト)の作成にXDを導入してきました。

制作側としては今までより段違いに早いアプリを快適に使用していたのですが、
まだまだ発展途上という部分もあったり、お客様との共有の面で壁があったり
「完璧に使いこなす」とまではいっていませんでした。

今回のCSS Niteでは、そんな使いこなし術のような部分や、
お客様とのコミュニケーションツールとしていかに活用できるかという部分が
聞くことができたので、とても勉強なりました。

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▲CSS Nite Facebookページよりお借りしました

ということで、セッションが8つと多く、レポートが遅くなってしまったのですが、
関連ツイートをまとめながら感想をレポートしたいと思います。

 

1.XDが提案するこれからのデザイナーの働き方

講演者 :長谷川 恭久

【ワタナベのヒトコト】
コミュニケーションツールとしてのXDを使うということは
理解していたけれど、その意義について考えることができました。
デザイナーとしてはどのように使用していくか、とても共感できました。

 

2.今日から使えるようになる!Adobe XDの基本的な利用方法

講演者 :濱野 将(IMAKE)

【ワタナベのヒトコト】
すでに業務(ワイヤーフレーム作成)で使用しているので、復習だったのですが、
追加機能の確認ができて良かったです。

 

3.Webサイト制作における「デザイナーの制作ツールとしてのXD」その活用方法

講演者 :佐藤 修(フラッグ)

【ワタナベのヒトコト】
アセットの機能はあまり使ったことが無かったのですが、とても便利!

すぐに使い始めます!可能性が広がる便利な機能だなと思いました。

 

4.コミュニケーションを可視化する!XDストーミング

講演者 :池原 健治(ソニー・インタラクティブエンタテイメント)

【ワタナベのヒトコト】
埋め込みコードについてはどのようなシーンで使うのか気になっていたので、スッキリしました!
リアルタイムのコミュニケーションツールとして使う方法はクライアントさんのリテラシーは
関係ないので、打ち合わせなどでも比較的使いやすい方法だなと思いました。

 

5.あらゆるワークフローを改善!デザインツールを超えたXDの底力

講演者 :田中 忍(LIFULL)

【ワタナベのヒトコト】
赤入れツールとしてXDのプロトタイプが使えるというお話は目からうろこでした!
DTPでのコミュニケーションツールとして使えるなど、本当に使用シーンの
可能性は広がるなとワクワクしました。

 

6.Adobe XDアドバンスド~最先端のプロトタイピング手法の実践

講演者 :境 佑司(Creative Edge School Books)

【ワタナベのヒトコト】
AdobeのAIすごい!
photoshopのAI機能も知らないことがたくさんありました。
「焦点機能」は初耳だったので、よく調べて使ってみたいと思います。
AIを使用することで作業効率のアップにつながる!

 

7.ディレクターが考えるXDの導入・活用方法

講演者 :栄前田 勝太郎(リズムタイプ)

【ワタナベのヒトコト】
導入はとても課題だなと感じていました。

実際にフィードバックは紙やpdfなどでと言われることが多いので、

そこであきらめずに、「負荷を超える価値」を伝えていくことが
大事なんだなと改めて感じました。

 

8.Adobe XDとともに進化するデザインの未来

講演者 :北村 崇(TIMING DESIGN)、湯口 りさ(ネットパイロティング)、轟 啓介(アドビ システムズ)

【ワタナベのヒトコト】
細かい機能などが分かってXDに対する理解が深まりました!

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▲CSS Nite Facebookページよりお借りしました

ということで、1日がっつりXD漬けの1日でしたが、理解がとても深まり、もっと活用していけるヒントになった気がします。
新しいツールを導入するときには、まずラーニングコストを意識してしまい面倒になってしまうことが多いと思いますが、XDは直感的に操作ができ、比較的簡単に使いこなすことができるということなので、お客様にも有意義なかたちでのご提案につなげられるよう、活用方法を幅広く考えていきたいと思います。

 

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今年も「CSS Nite in KOFU」に参加させていただきました!

6月24日(土)に開催された今回は第8回目。
今回はアンティー・ファクトリーの中川さんとスイッチの鷹野さんをお招きして、
デザインをするためのプロセスについてのお話がメインでした。

デザインのお話がメイン、そしてがっつりワークショップがあるということだったので、デザイン勉強中のワタナベ的にはとても楽しみな回でした。

ということで、今回は実例紹介と実際に手を動かすことが多かったので、少ないですがざっくりメモでレポートしたいと思います。

 

中川流!?間違いのないWebデザインの極意&実践

講演者 :中川 直樹(アンティー・ファクトリー)

【前半:講義】

ブランディングを意識したwebデザイン そのプロセスと方法について

・デザイン確認の戻りや感覚の差異が生まれないように
・「本当のデザイン」「意味のあるデザイン」
=C.I(コーポレート・アイデンティティ)やB.I(ブランド・アイデンティティ)
会社のアイデンティティを理解した上でデザインを開発する
➡︎「間違いのないデザイン」

・確認をし合いながら進めて出戻りのないデザインへのプロセス
➡C.IやB.Iをクライアント側・制作側で共同して確立することで可能にできる。
=デザインの方向性としての指標・共通言語になる。

・クリエイターの地位向上(予算ありきになりがち)
― ホームページはなくてはならないものになりつつある。
=「ホームページがある」だけでは競合他社との差別化にならない。
➡自社特有のサービスを伝えるツールとしてホームページを作り上げる必要性が強くなっている。
=作り上げるためのプロセスは価値が高いはずである。

・C.I、B.Iを統一するメリット
1. 双方で方向性を共有しているので出戻りが少なくなる
2. 企業のアイデンティティデザインをすることで企業内の意識改善につながる
― C.Iで会社内の意識統一ができるにつながる。
➡リクルートの際に会社の指標をぶれずに伝えられることができるようになる
=その会社の方向性に合う社員が集まる。
― 多店舗あっても意識設定ができる。(エリア的に広範囲でも)
=意識統一でメニュー開発やスタッフ育成にもつながる。
3. 企業理解が深いのでウェブ以外のデザインなども統一して任せられる。
=Webディレクター・デザイナーからアートディレクターとしての役割へ

イメージボード制作の意味

1.良し悪しの軸として
― 好き嫌いではなく良し悪しの軸を持つ
サービスや企業を知り、ターゲットを吟味した上で意識統一するべき
➡︎イメージボードを作ることで社内外に共有できる会社の方向性の軸という共通言語ができる

2.ブランドパーソナリティ、サイトパーソナリティ
― 会社自体、ブランドについてを人に例えるとどんな人なのか、人柄などを考察
➡︎ブランドパーソナリティの確立 ➡ サイトパーソナリティ ➡ サイトデザイン(ビジュアル)へ落とし込む

イメージボード制作のステップ

1.現状と理想のパーソナリティを知る
-会社の現状と理想をカテゴライズしてそれぞれのパーソナリティを設定する
(①機能的価値、②情緒的価値、③心理的価値)
-現状:従業員やお客様など外部の人に会社についてのアンケートをとって分類。
-理想:社内で理想をカテゴライズしていく。

2.現状と理想のブランド資産の差異を埋める
-①保全・付与、②意味の変換・昇華、③廃棄 に分けて方向性を定める。
➡︎変換方法のビジュアライゼーションやコンテンツを考える
➡︎見た目だけでなく、音楽やコピーなど様々な角度で検証する
-マイクロインタラクション(動き)もパーソナリティに沿った動きを考える
=ちょっとした動きも深層心理へ有効に働きかける

3.イメージを作る
-策定したパーソナリティに合わせてイメージボードを作成していく

★ペルソナ(ターゲット)ではなく、あくまでも企業のパーソナリティ

※事業体が複数ある場合などはパーソナリティを一人に絞らない・絞れない場合がある➡︎ただし、その事業部に対してもブレないようにしていく

 

【後半:ワークショップ】

実際に老舗のきもの屋さん(架空)のリニューアルプロジェクトの概要に沿って、前半で聞いたプロセスを使い、各自でブランドパーソナリティを設定します。
その後、導き出したパーソナリティをもとに、用意された素材を使ってイメージボードをコラージュで作成していきました。

本来は検証からイメージボード作成までに3か月要するというところを90分でやるということで、時間が足りない!となりながらもコラージュを作成していきます。

最終的にはグループ内で自分が設定したパーソナリティと出来上がったイメージボードの発表をしました。

▼ワタナベがつくったイメージボードはこんな感じ。

【ワタナベのヒトコト】
中川さんの講義は、以前東京で行われた「CSS Nite LP52」でもイメージボードについてお話を伺いましたが、今回は他の実例をご紹介いただいて、より詳しく理解できました!またワークショップで実際に手を動かすことで、プロセスもより身につけられたと思います。
LP52の時にも感じたのですが、やはり今すぐに山梨でイメージボードを作成してWebリニューアルをしましょう!ということは難しいと思います。懇親会で伺ったお話でも、まずはプロセスの実績を作ることが第一ということなので、自社サイトなどで試して、よりクライアント様に喜ばれるデザインとして示すことができればいいなと思います。
デザイナー(見習い)としては、イメージボード作成のプロセス=企業理解のプロセスを意識しながらビジュアルに落とし込むという小さい部分から取り入れていきたいです。

 

The right tool for the right job

講演者 :鷹野雅弘(スイッチ)

・ツールを俯瞰してみる
①虫の目:物事を狭く、深く、多角的にみる
②鳥の目:広い視野で物事全体をみる
③魚の目:流れを読み、トレンドを知る

★得意なツールに固執しすぎない
➡︎一人完結では良いが、共同で作業をするときには時にマイナスになる

・Webデザインのカンプ=photoshopで作ることが多い
➡︎本来は写真のツールで図形作成は向いてない
デバイスプレビュー・designpreviewがなくなる
➡︎Adobe XDにシフトしつつある

Adobe XDについて

・プロトタイプの設定が簡単にできる!
-デバイスでプレビュー(実機確認)が可能・変更してもすぐに反映・実際のサイズ感で見ることができる

・リピートグリッドが便利!
-写真やテキストなど規則がある項目をまとめて編集が可能。
➡ただし、エクセル形式ではなく、まだテキストファイルでの挿入が必要

・機能が最小限だから使いやすい!
➡︎その他はUI Kitなどで補う

・共有が簡単にできる
-プロトタイプ、デザインのプレビューをインタラクションしながら見ることができる、コメントも出来る
➡クライアントとの新たな赤入れツールとして活用ができる

・無料スタータープランでの使用が可能
-ソフトを購入しなくても無料で使用が可能
➡プロトタイプ公開は1点のみ(クライアント側が確認するには問題ない)

ツールを適材適所で使用することでワークフローの効率に。

【ワタナベのヒトコト】
「得意なツールに固執しすぎない」はとても耳が痛かったです…。
弊社ではワイヤーフレームを作成するためにXDを使用しています。
ソフトが軽く操作がしやすいためワイヤーフレームの作成にはとても重宝しているのですが、お客様との共有はまだpdfや画像での書き出しが多く、「完全に」は使いこなせていないのが現状です。
お客様としても慣れ親しんだ紙での赤入れのほうがやりやすさがあると思うので、「赤入れツール」としてXDを導入していくのは時間がかかるのかもしれませんが、導入方法なども検討できれば良いなあと思います。
個人的には、おまけのTipsでやっていた非破壊データでのモザイクのかけ方についてがいろんな意味で面白かったです。笑
 
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今回はメインの講義がっつり!という感じだったので、理解としてはかなり深めることができたなぁと思いました。
今回の学びをそのまま仕事に使うというのは、少し難しいかもしれませんが、山梨でのwebシーンにあった方法を模索しながらアレンジして活用していければ、お客様にもより良い提案ができるのではないかと思います!
ワタナベはまだまだ見習い中ですが、少しずつでも取り入れて、頑張っていきたいと思います。

 

甲州こみち市、悲しみの雨で中止という苦渋の決断となってしまいました。
これまで、準備をしてきて、たくさんの方々に協力をしていただき、楽しみに待っていただいていたのに、開催ができずとても残念でした…。
当日の午前中はお葬式ムードのなか中止のおしらせ作業やら片づけをすまし、重い心を引きずり、参加できないはずだった「CSS Nite in KOFU Vol.7」へ。

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今回のテーマは「SNS運用と伝わるデザイン」。
いまや、企業でもSNS発信を積極的に行っていますが、その運用にかかわる面白いお話を聞いてきました。
(おかげで悲しい気持ちをちょっとの時間忘れることができました。)
というわけで、悲しい気持ちを引きづりつつ参加したCSS Nite in KOFUについて、レポートしたいと思います。

公式サイトのメインビジュアルは、弊社でお手伝いをさせていただきました♪

 

#1.無印良品とソーシャルメディア

講演者 :風間公太(良品計画)

お話しいただいたのは、山梨市出身で無印良品のソーシャルメディア運用をされている風間公太さん!
twitterのフォロワー56万人の無印良品のソーシャルメディアの運用方法をお話いただきました。

<無印良品がソーシャルメディアを運用するようになった経緯>
無印良品はアイテム数が多く、既存の広告、メディアだけでは紹介しきれない。
⇒twitterなどを用いて、陽の目の当たらない商品をピックアップして紹介。
<ポリシー=「握手」するような距離感>
・「無印良品」という確立されたブランドとして、フレンドリー過ぎず、広告だけでもない。
・アノニマス性、無名性を保ちつつ、人の温かさを持って対応意識
⇒ブランドとしての立ち位置、キャラクターをしっかりを固めてから運用。

<Twitterの運用>
・商品の紹介よりも質問への返信やお礼の投稿が多い。
・電話、メールで聞きにくいが、Twitterだと気軽にできる。
⇒企業のコミュニケーションのやり方を考えていく必要がある。
・ただし、SNSで完結しない。
 DMなどでの商品への質問、クレームは担当部署へ。
⇒SNS担当では対応できない場合や個人情報を配慮。

<ソーシャルメディアのメリット>
・ポジティブな声を可視化する。
⇒社内へフィードバックすることでモチベーションアップにつながる。
・テレビとの相性がいい
⇒リアルタイムに紹介された商品をカタログなどへ流す導線が作れる。

<運用担当として良い反応を得るためには>
①コンテンツ、②タイミング、③テクニック
+α ユーモア(会話と同じ)

<受け手の会話を生み出すきっかけを作る>
シェア先での新たな会話を生み出せると効果が広がる
(ただし、面白いことをいうのが目的ではない)
⇒旬な話題やタイミングなど、需要に合わせ、関連してPR
会話の塊としての話題の中で、会話の流れとして商品を紹介
それをきっかけとして来店、他商品とあわせての購買につながる。
<まとめ>
①担当者への権限譲渡:スピード感を持つため
②社内理解を促し、社内を巻き込んで対応していく
③情報を受け取る側の気持ちを想像する

【ワタナベのヒトコト】
SNSのキャラクター、スタンスを明確にすること=製品、店舗を含めたキャラクターを統一することで、ブランド価値が固くなることにつながるのでは。
そして、SNSは一方的な発信の場ではなく、あくまでも双方向のものとして活用できるかどうかでSNS運用の良し悪しが変わってくる。やはりコミュニケーションがキーワード!

 

#2.Twitterを活用したサイト収集テクニック&表現の最新トレンド

講演者 :森田謙太郎(Twitter Japan)

次のセッションはあの!Twitterの森田謙太郎さん。Twitterの中にいるからこその活用術を各地で講習していらっしゃる方です。

森田さんのセッションは「内緒ばなし」だったので、感想だけ。

【ワタナベのヒトコト】
たしかにTwitterの使い方は「なう」「つぶやき」以外になってきてる感。それは、Twitterだけじゃなくて、特にInstagramとかにも言えることで、SNSを運用する側はそのSNSの使い方を把握したうえでうまく情報を提示していくことが大事。フォローする動機づくりや話題も含めて、丁寧に相手のことを考えていく必要があるんだな。
セッションを通して目からうろこ!なテクニックたくさん。特にツイッターの管理ツール「TweetDeck」!カラムでのツイート、DMの一括管理や複数アカウントをまたいでの管理が可能。
そして何よりツイートの予約投稿ができるなんて知らなかった!こみち市の告知の前に知りたかったです。(切実)

「Tweet Deck」はこちらから

 

#3.想像力とストーリー:伝わるデザインのための思考プロセス

講演者 :筒井美希(コンセント)

筒井さんは「なるほどデザイン」の著作をされています。
↓このインパクトのある表紙の本、どこかで目にした方も、もちろん読んだ方も多いのではないでしょうか?
(ワタナベも読みました!デザインたくさんのビジュアルブックすてき!)

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
筒井 美希
エムディエヌコーポレーション
売り上げランキング: 668

今回は「なるほどデザイン」で取り上げていた内容を中心に、ワークショップを交えながらお話しいただきました。
1.伝えたい内容にあう表現を選ぶ
・感じる写真か読む写真か:情緒よりか説明よりかの使い分け
・伝えたいことに対してどちらのデザインが良いのかを考えてデザイン
・言語と非言語:それぞれの得意不得意が違うから使い分ける
2.伝えたいことを明確にする
・伝えたいことのどれが大事か、明確にして情報の強弱をつける。
3.伝えたい相手のことを想像する
・どんな人に?なぜ?いつ?どこで?どのように?伝えたいかを考える
・興味喚起としてビジュアルをつかう
 ⇒興味関心、知識レベルの度合いによってビジュアル、デザインを変える。
4.伝え方の軸をブレさせない
・点としてのコミュニケーションではなく、線としてのコミュニケーションを心掛ける。
 ⇒一貫した定義づけが分かりやすさを生む。
・デザインがしっくりこなかったら、こねくり回すより、また0から軸に立ち返る。
「内容への愛情と伝える相手への愛情が大事」
想像力とストーリーをもって、思考していく必要がある。

【ワタナベのヒトコト】
本で読んだことの復習ができた!
そして、本を読んだときにはあまり感じなかったけど、「デザインってコミュニケーションなんだな」とつくづく感じました。
制作の過程では制作物を見る人やユーザーさんと直接コミュニケーションは取れないけど、想像する伝えたい相手にどのように伝えようか、コミュニケーションをとろうか、考えながら作っていくことが大事!

 

#4.データから見るSNSの動向と担当者必見ツール“Canva”

講演者 :高畑 哲平 (株式会社 KDDIウェブコミュニケーションズ)

高畑さんは前回のCSS Nite in KOFUの際にも登壇いただき、私がお話を聞くのは2度目でした。
前回はキャッチコピーの作り方についてでしたが、今回はSNSの動向について。
今までの登壇者の方とはちがった切り口のお話で視野が広くなりました!

そして高畑さんの講演は「メモを取らず、聞いて考える!」ということだったので、メモはほぼ取っていません。
フォローアップもまだ見ていないので、ひとまず感想でお伝えしたいとも思います。
【ワタナベのヒトコト】
・SNS担当はSNS好きにさせる!とても納得。結局はそれぞれの環境(リアル/SNS)でのコミュニケーションの得意不得意があって当たり前だと思うし、(もちろん両方得意な人もいるだろうけど)適材適所が一番効率が良いんだな。
・KPI縛られすぎ症候群。これはまさしく前職の私でした。(笑)
前職ではweb担としてSNSなども担当していましたが、詳しくないがために、頼るものが数字しかなかったんですね…。そういうところに陥ってしまっても効果は出ない。「SNSは数値に現れない気持ちの部分がある。」SNSにしても結局はコミュニケーションで成り立っているということがよく分かりました。

 

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▲登壇いただいた4名のご挨拶風景
SNS運用も奥が深い!と思ったセミナーでした。
私もSNSはかなり頻繁に利用(閲覧)していますが、自分もよく使っているものなので、とてもわかりやすくてユーザー心理としても納得できるお話がたくさんありました。
そして、ユーザーにとって身近だからこそ、うまく活用することで期待できるものが大きいのではないかなと思いました。
私も今回のセミナーを機に、見るだけではなくてもっと活用してWebのお勉強になる情報収集などに活用していきたいと思います!

先日7月15日、東京で行われた「CSS Nite LP52」に参加させていただきました!

第一印象は「さすが、東京。」
定員300名のセミナーがすぐに予約いっぱいになってしまってキャンセル待ちになる熱さ!!

そんな熱気と活気があふれるCSS Nite LP52。

私アシスタントワタナベも吸収しようと必死に熱く!メモを取りました。
今回の内容は主にディレクション関係の話だったので、デザイナーの勉強をしている私には
業務に直結してすぐ使える!という内容ではなかったのかもしれませんが、
自分の身に置き換えて、学ぶ部分はとてもたくさんありました。

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私の復習(アウトプット)とセミナーのレポートもかねて私のメモをかいつまんでご紹介したいと思います。
重要な部分がたくさんあったのですが、長くなってしまうので、できるだけ要点を絞って。。

 

#1.なぜあなたのウェブには戦略がないのか

講演者 : 権 成俊(ゴンウェブコンサルティング)

インターネット時代だからこそ必要になる、web戦略についてのお話。

なぜwebに戦略が必要なのか。
・誰に何を伝えるためのデザインなのか?
考えないと同業他社のサイトはみんな同じようなものになってしまう。
⇒選ばれる理由、伝えたいメッセージをデザイン

★どのお客様に「差別的優位性」を伝え、「ベネフィット」を届けるのか実際の案件の事例を交えながら紹介していただきました。

<お祝いとしての印鑑を売っている印鑑屋さんの例>

印鑑の衰退⇔お客様からの満足度は高い
→「贈る想い」に着目して、ギフトっぽいデザインにしてCVRが2倍になった。
⇒浅く広く伝えてもコンバージョンにつながらない。ターゲットを狭く絞り込んで、特定の人に深くささるものになったから成果につながった。

<ECでの売り上げを上げたい400年続く老舗のお味噌・漬物屋さんの例>
観光客の減少、漬物市場の衰退
→ECだけでなく実店舗を含めたビジネスモデルの立て直しが必要だった。
webだけ見ていても事業全体の成果につながらない
→店舗に来る人を増やす→商品のリピーターとして、ECへの流入を増やす。
根本から変革することでwebの成果にもつながる。

★ブランドアイデンティティを明確にする
⇒一貫した姿勢がとれ、商品の信頼にもつながる。

★お客さまとの信頼関係がとても大切
企業にとって大きな提案をするためには信頼関係を築いて、お客様の企業にとって最善の方法を探り、忌憚のない提案をしていかなくてはならないから。

【自分にできることは?】
デザインをするうえで、「誰に」「何を伝えるか」はとっても重要。
その根本として、ブランドアイデンティティや方向性を明確・共通にして進めていくことが大事だし、制作に進むどの段階でも意識していかなければいけない。
(まだ実際にデザインをすべてすることはないけれど)制作の参考サイトを探す段階でも、ブランドアイデンティティを意識した中でより効果的なサイトを参考に探せるように意識していきたい。

 

#2.コンテンツマーケティングで導く目的別の勝ちパターン

講演者 : 山中もとお(マジメ)

<コンテンツマーケティングのタイプ別事例>

【検索型】:美容、医療など悩み、相談したい事柄など検索ワードが広い業種向け
キーワードを意識してタイトルや見出しなどを設定。
細かいニーズを分析してコンテンツを構築する。

【ソーシャル型】:BtoBや新サービス向け
「バズ」目的としたSNS拡散を狙ったもの。受け狙いや共感を得るコンテンツ
売上を求めるわけではなく、企業認知。どんな人に届けたいか。

【ブランド型】:ブランド力のあるメーカー向け
指名検索数を向上させ、サイトのファンを増やす目的。

一定の(高い)ポジション・知名度のある企業がユーザーと距離を縮めるために行っている。

<コンテンツの作り方>

・調査型コンテンツ(検索型タイプ)
検索エンジンと相性が良い。SEOと読まれやすさを考えながらコンテンツを作る。

・取材型コンテンツ(ソーシャル型、ブランド型)
ユーザーが未体験のコンテンツを取材・体験し、それらを共有し共感を得られる記事にする。

・タレント型コンテンツ(ソーシャル型、ブランド型)
普段のコンテンツとは違うので華やぐ。
インフルエンスマーケティング、タレント自身の発信力がある。

★難しいことをシンプルにわかりやすくする。
特性ごとに使いどころがあるので、目的を明確にしたコンテンツの作り分けが必要になる。

★どのようなコンテンツがよく読まれているか。
自己満足になっていないか客観的な視点を持つ
⇒誰のためのコンテンツなのか常に考えてコンテンツを作る。

【自分にできることは?】
オウンドメディアと言ってもブログ記事のサイトだけではなく、店舗などの自社サイトもすべてオウンドメディアといえるのでは。
すべてに戦略が当てはまりうるから、意識してコンテンツを作れる(提案ができる)ようになりたい。

 

#3.ヒアリングLIVE

講演者 : 田口真行(デスクトップワークス)

ヒアリング工程=クライアントさんからどういった要望を引き出すか。

・目的達成のための課題を見出して条件を含めた要件に収束する。
目的達成に至れない理由を探す⇒解決策を示す。

生ヒアリングを行うヒアリングライブの実演!
5色展開の手動かき氷器を売らなきゃいけない担当さん(役)との打ち合わせの様子を実践!

<ヒアリングのおさえどころ>
★誰に何を与えてどうしたいのか?

【誰に?】:ターゲットをどこに絞るのか。
多くの人に知ってもらいたい、という意見が出ると思うが、広くではなくどんどん狭めていく。
→商品の良さを掘り下げるためには、ターゲットを絞り込むことが必要。

【何を与えて?】:コンバージョンしてもらうために何を与えるか。
ニーズや利用シーンなど具体的に紐づけていく。
=何を与えればコンバージョンしてもらうかを考える。
– 権さんの言っていた「特定の人に深くささる」ように。
– 益子さんの「ペルソナは超重要」のように関係者の方向性の共通意識としても。

【どうしたい?】:明確なコンバージョンの設定を引き出す。
売りたいのか、webサイトをとりあえず作りたいのか。
e.g.売るためにwebサイトを作りたい!
⇒売るためにwebサイトがベストかどうか精査されていない場合があるので、確認が必要。

★ヒアリングの場でアイディアを多く出して、提案する上でのふるいをかけて、方向性を確認する。
⇒お客様はプロではないので、正解がはっきりとは分からない。
⇔でも正しい部分に当てていくために、当たる方向のめどを立てる。

・お客様はプロではない。
やりたいことがたくさん出てくると、方向性がぶれがち。
⇒散らかってしまうやりたいこと、イメージをパートナーとして、固めてぶれないようにしてあげることが大切
※ヒアリング段階でイメージ・方向性を固めて共通の認識とすること!

【自分にできることは?】
直接的にお客様に提案することはまだできないけれど、もうすこし積極的に意見を出したり、アイディアを出したりできるように、常に多角的に物事を考えられるように。
そのためには、アイディアとしてアウトプットできるだけの知識・情報を持っていることが必須条件。
普段から、アイディアに昇華できるようなインプットを心掛ける。

 

#4.クライアントワークをうまく進める5つの視点

講演者 : 益子 貴寛(まぼろし)

どのようにクライアントと仕事を進めていけばよいのか。
⇒対等な関係、イコールパートナーシップが大切
=相手が満足してくれる仕事を提供できること。

「そこはプロなんで大丈夫です!なんとかします!任せてください!」という気持ちが大事。

1.何度も依頼されるコツ・メリット
・コミュニケーションコストが下がる
・異動の際は必ず後任の人とつないでもらう。⇒現状について後任者よりも詳しいので「頼りがい」がある。
・担当者に罪悪感を抱かせない。甘くするのではなく。「●●をしてくれたら、○○を進めることができるので~」
*イコールパートナーシップ:平身低頭な人と仕事したいかどうか?プロらしく堂々と。
*その会社らしさを理解できる、ブランドパーソナリティを理解しているのは強い武器!

2.コミュニケーションツール選び
*誰がボールを持っているかを明確にすることでスムーズに進む。
それが分かりやすいコミュニケーションツールを選ぶ

3.打ち合わせで大切なこと
*打ち合わせは「決断する場」
アジェンダ(議題)を明確にすることが大切。
⇒決定する事柄を事前に決めて、関係者に共有して、そのうえで打ち合わせを行うべき。
・決定事項はすぐに共有、議事録も見直さなくてよいからその場で共有⇒タスク割り振り。⇒スピードが大切。

4.スムーズなプロジェクト進行
・ペルソナが超重要!
⇒関係者にとって大切な「合意」。良し悪しを判断するのはペルソナ。
★「私はいいんですけど、ペルソナがどう思いますか?」
⇒ 客観的な視点としての重要な役割になる。

・公開時のタスクはプロジェクト前半に洗い出しておく。
⇒「終わらせ方」を関係者で早めにイメージ、準備しておく。

5.見積りや請求へのリスクヘッジ
・上限予算をできるだけ聞き出す。
⇒それ以上は出せないという額がわかれば、見積りの見通しが立てやすい。
★「で、どのくらいご用意できそうですか?」
・概算金額はあくまで「概算」だと念押しが必要。

*近いタイプの過去案件を引き合いに出すのも手。
予算や工数などの確認のためにお客様に具体的な例を伝えることができる

【自分にできることは?】
タスクをクリアにして整理しながら案件を進めていくこと。
直接的にクライアントに提案することは少ないけど、積極的に考えていくことが大切。
打ち合わせで自分が受け持って確認する項目があるときでも、打ち合わせがスムーズにいくように何をどう伝えて、何を決定するかを明確にしてから打ち合わせにのぞむ。

 

#5.築城10年、落城3日。こだわりあるWebデザイン、やるからには本気でよいものを!

講演者 : 中川 直樹(アンティー・ファクトリー)

1.好き嫌い、善し悪しの軸=デザイン開発における相互間の確認

・デザインディベロップ確認3事項
①相互間にデザインを語る共通言語があるか?
②デザインの善し悪しを判断する基準があるか?
③デザインの決定プロセスが的確か?

2.ブランドパーソナリティ、サイトパーソナリティの考え方

・ブランド定義(ブランド・パーソナリティ)の確認
・イメージの共通言語化(イメージボードの作成)
・サイト・パーソナリティの設定

①ブランド構築
・ブランドの検証と再構築。

⇒「現状」対「理想」、2つのギャップを確認し、埋めていくようにイメージの方向付けを確認する。

・現状のブランドイメージを分解し、理想のアイデンティティと比較。
⇒再構築における主要キーワードを抽出。具体的なイメージへつなげる。

・コーポレートアイデンティティを人物像に当てはめる。
-「マインド」「見た目」「行動」それぞれ当てはまる項目と、反対に当てはまらない項目を挙げていく。
⇒この「人物」がクライアントとの間での共通言語となる。

②イメージボード開発
・ブランド構築で固めた人物像をもとに、ビジュアルイメージを具体的に集めていく。
→ビジュアルのキーワードを抽出し、共通するものを極めていく
★イメージボード=クライアントとつくる具体的なビジュアル

③Webサイトデザイン開発
・ブランドパーソナリティ⇒サイトパーソナリティにつなげていく
– マインド⇒コンテンツ企画、編集スタイル
– 見た目 ⇒インターフェイスデザイン、ページ機能
– 行動  ⇒運営体制サービス

◆ブランドパーソナリティの策定、イメージボード制作、サイトパーソナリティ設定のメリット
クライアントとのイメージの共有ができる。
⇒共通言語(認識)に沿って作成した案なので、B案、C案が必要なくなる。
理念や方向性をビジュアルで明確化できる。
⇒デザインの良し悪しの判断基準ができる。
⇒方向性がばらけそうになっても、立ち返って軌道修正ができる。
クライアント社内外にアイデンティティの認識統一に役立てることができる。
 ⇒CI、VIの浸透と確立につなげることができる。

【自分にできることは?】
実際の案件でイメージボードを作成することは(まだ)ないので、デザインを作る前にブランドパーソナリティからビジュアル化した具体的なイメージをクライアント様と共有することはできないけれど、デザインをするうえで、自分のなかでも具体的な人物像を意識する。(それが、クライアント様の描くものと違っては意味がないけれど・・・)
デザインは0からできるものではないし、見た目だけ良いではだめ。
ビジュアルを構成する情報があって、それをもとに作っていかないと、webデザインの場合は意味がないということだと思った。
=デザインには意味があるので、どうしてそのデザインになるのかもっと考えながら作って、それを説明できるようにならなきゃいけない。

 

#6.マーケティングオートメーションで実現する、web戦略の実行

講演者 : 志水 哲也(タービン・インタラクティブ)

BtoB企業にホームページは必要か?

Web戦略を仕事にする=その企業のストラテジーに我々がどれだけ触れることができるのか。

・マーケティングオートメーション
マーケティングの各プロセスにおけるアクションを自動化するためのプラットフォーム
⇒「最適なコンテンツを、最適なタイミングで、最適な方法で届ける」ために利用される。
・コンテンツ管理、顧客管理、SEO、メール、トラッキング、分析、セールスなど

★2つのファネル(漏斗)
マーケティングファネル(デマンドジェネレーション)
①リードジェネレーション:見込み客の創出(webサイト、ネット広告、SEO、ブログ/ソーシャル、展示会など)
②リードナーチャリング:見込み客の育成(メルマガ、ブログ/ソーシャル、動画コンテンツ、ウェビナー/セミナー)
③リードクオリフィケーション:見込み客の抽出(接点スコア、データ解析、テレマーケティング)
⇒有望な見込み客リストを営業へ引き渡す。

⇒セールスファネル(営業):見込み客の顧客化

・ステージに合わせたコンテンツ戦略
①Tofu(Top of funnel):見込み客創出ステージ
⇒発見・きっかけ
②Mofu(Middle of funnel):見込み客育成ステージ
⇒学習・検討材料
③Bofu(Bottom of funnel):顧客化ステージ
⇒強化・不安払拭

・BtoBサイトこそペルソナが重要
・カスタマージャーニーの範囲を拡大
⇒Webアクセスは一瞬、それ以外も考える。
・カスタマージャーニーの時間軸も拡大
⇒数か月のスパンで考えることが必要。

【自分にできることは?】
マーケティングオートメーションは今回初めて聞いた言葉だったので、内容についていききれなかったけれど、ファネルの話は面白かった!
今後ECなどユーザーさんの行動を考えて対応するときに意識するといいのかな・・・と思う。

 

ちょうど1年前に甲府で受講した時は、ウェブ業界に入ったばかりでお話の内容も理解しきれなかったのですが、1年経って(やっと)インプットするためのベースが出来てきたのかなぁと思います。
今回は東京での規模の大きさに圧倒されまくってましたが、すごく刺激になったし、とても面白かった!
今回学んだことを意識して、これからはもっと、インプットとアウトプットを意識しながら仕事していきたいと思います!

 

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